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2016/05/30 千早さんはそのままでいい 1巻 [ジャンプコミックスSQ]




作者 くずしろ

またしてもものすごい久方ぶりの更新でございます。
管理人としても、色々ありまして漫画は買っているのですが
更新していない日々が続いておりました。

今後も、ふと思い出した時に更新したいかと思いますが
最近こういった記事を書いていなかったこともあり、リハビリ的に
徐々に徐々に更新を再開していきたいと思います。

さて、久方の更新で取り上げますのは、現在ジャンプSQにて
連載されております、くずしろによる千早さんはそのままでいいをレビューします。


「千早さんはそのままでいい」あ、基本的には4コマ漫画で
ジャンル的にはおそらくラブコメになると思われる作品です。

主人公の体型を気にする、ちょこっとだけムッチリ系の今時の女子高生である
百瀬千早と、その幼なじみである犬塚志真を中心とした
ダイエットラブコメ(こんなジャンルで良いのか?)です。

千早さん的には、自分が周りの女子(特に仲がいいのが、岸辺さんという女子。スレンダー体型)と
自分の体型を比べて、自分は太っているなと感じているという設定です。

で、ここまでの内容を書けば、ピンと来る方も多いと思いますが
要は、千早さんがその度にダイエットを決意して、そしてすぐに食べ物の誘惑に負けてしまう…
そんな、ある意味王道的な作品です。

そして、これまた予想がつくと思いますが、そのダイエットの決意をするも
すぐに食べ物の誘惑が来て、結局ダイエットなど有耶無耶になる…という
コメディとしての王道展開な作品です。

タイトルの意味は、千早さんは自分のことを太っていると感じていますが
幼なじみの志真くんは、彼女の体型をちょうどいいものと思っていて
無理にダイエットしてほしくない…と彼は感じているのです。

そのことを別に隠しているわけではなく、千早さんにもそれとなく
今のままで良いということを志真くんは伝えているのですが
結局のところ、千早さんには届いていないという…。一種の空回りです。
私もそのままで良いと思います。

展開としては、そんな日常が繰り返される、話としては意外性は少ないのですが
とにかく、くずしろが描く千早さんが魅力的。ムッチリ系女子の艶っぽさというか。

各話の最後には、だいたい千早さんがダイエット決意するも
すぐに誘惑に負けて、色々なモノを食べてしまうシーンが描かれるのですが
それが、妙に色っぽい。ほらよくあるでしょう?何か、カワイイ女子に
あざとい仕草でモノを食べさせるようなイメージビデオみたいなうやつ。
決していかがわしい話ではないのですが、そういう演出が各話の最後にほぼ必ずあります。

普段は、あまりお互いを意識していない描写がされている
千早と志真ですが、時にジュースの間接キスに意識しまくりの
千早さんが描かれるなど、ラブコメ要素も程よく散りばめられていて
巧くバランスが取れている作品だなと思います。

程よいラブコメと、程よい狙った描写がありますが
ラブコメとして、なかなかクオリティが高い作品だと思うので
これは、今後も定期的に追っていきたい作品ですね。
アニメにしても映えそうな作品なので、将来のアニメ化に期待ですね。


個人的評価(5段階) ★5


2014/08/29 戦場アニメーション 3巻 [ジャンプコミックスSQ]





漫画 中田貴大

部員全員で作ったアニメーションの評価は?

脚本に牛川を迎え、少人数ながらも形が出来たアニメーション部。
あとは次のアニメコンテストに向けた作品作りに精が入ります。

しかし、最低限の形が見えたところでカニカンのこだわりが爆発。
自分が納得行くまで、他の部員と力を合わせて絵コンテを描いて行きますが
どうにも、自分の納得行くものが出来ない。

監督としては、自身が納得行くものを徹底的に作りたいのでしょうが
元々少人数で作っていることもあり、部員とカニカンとの間にすれ違いが生まれてしまいます。

絵コンテを幾ら描いても、カニカンよりダメ出しをされるため
部員もカニカンに不信感を募らせていく…何やら不穏な空気です。

そして、ある時とうとう部員たちの不満は頂点に達します。
作品にこだわりを持ち、何度も修正をかけるカニカンに対して、ブレているのはカニカンではないのか?
今まで信頼してきた部員たちに言い放たれ、カニカンはショックを受けます。

修正はしたいけれども、それでは作品が出来るのがいつになるかは分からない。
ならば自分が折れて、ある程度妥協をするしかない。
カニカンも遂に折れたかに見えました。

そんな時に、ライバル視していた猿渡終が突如戦場アニメーション制作部に現れ彼らの作業を見ていきます。
勝手に制作コンテを見ていた猿渡は、カニカンが良いと思いながらも部員たちの反対にあってボツにしたコンテのほうが、凄いいいのにと言い放ちます。
そして、現状のコンテのままでは僕の作品には勝てないと断言して帰っていきました。

部員たちの反対にあって、ボツにしているコンテの方が良いと断言されたカニカン。
しかし、これ以上部員たちの士気を下げることも出来ない…。
苦悩するカニカンは、自分の原点ともなったカキハラ監督のアニメ作品である
ウルフハウンドのDVDを1人見直します。

見なおしたDVDのチャプターメニューの中には、あったか定かではない
特典映像の項目があったのでした。

眠い目をこすりながら、開いた特典映像には若かりし頃の
カキハラ監督の制作インタビューが収録されており
カキハラ監督も、作品をつくり上げるためにスタッフたちに
相当無理をさせたという話をするのでした。
全ては自分が納得行く作品を作る為に。

特典映像を見終わったあとのカニカンの心は決まっていました。
チャプターメニューからは特典映像の項目が消えています。
果たして特典映像はカニカンの願望が見せた幻だったのか
迷いを断ち切る希望が見せた奇跡だったのかは分かりません。

自分の納得行く作品をつくろうと決めたカニカンは
部員たちに頭を下げて、改めてアニメーション制作を一緒にしようと頼み込むのでした。

部員からの理解も得られ、トコトン作り倒したアニメは
いよいよ、コンテストに出展されます。題名はウィッチとシンデレラ。
一次審査は無事突破し、最終審査への出展が確定。
そしてもちろん、同じコンテストには猿渡終も作品を出しています。

いよいよ本選となったコンテストでは、猿渡の作品の後に
戦場アニメーション制作部の作品が上映される順番に。
確実に比べられる状況での、ライバルとの一騎打ちにカニカンのテンションも俄然上がります。

そしてコンテストでの上映、その結果は…。

猿渡の作品との同時グランプリをウィッチとシンデレラがダブル受賞となります。
選考員を務めた、カキハラ監督は猿渡の作品は技術が1番であったことを評価し
戦場アニメーション制作部の作品は、それぞれの制作した部員の個性が
共鳴して出来上がっていたと、ウィッチとシンデレラを高く評価したのでした。

結局、猿渡には勝てなかったカニカンですが、同時受賞ということで
これからもアニメを一生作り続けていくことを、改めて誓うのでした。

そして数年後…戦場アニメーション制作部の面々と
猿渡は、若手の気鋭のアニメーターとして
スタジオを作り、アニメ制作に勤しんでいる日々を送っているようです。
カニカンは、今度は牛川(ベストセラー作家になった)を脚本に迎えた
まったくオリジナルの作品を制作することになるのでした。
そして、その作品を創りだすのは新たに立ち上げたスタジオ…戦場アニメーションが制作することになり、売れっ子の声優になった蜜花が主役を演じるのでした。

この巻で、戦場アニメーションは完結です。
正味12話、連載期間としては一年という短い期間でありましたが
だいぶ濃密な作品であったように個人的には思います。
作者としても、デビュー作となった作品で愛着があったらしく
あとがきでは自身の力不足を認めつつも、悲しいという話もされております。

個人的にも、もう少し続きが見たかった作品では有りましたが
終わらせ方はキレイにまとまっていたとは思うので
作者の次の作品には期待したいかと思います。

個人的評価(5段階) ★5

1巻の感想はこちらから。
2巻の感想はこちらから。


戦場アニメーション 3 (ジャンプコミックス)

戦場アニメーション 3 (ジャンプコミックス)

  • 作者: 中田 貴大
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2014/02/04
  • メディア: コミック



2013/09/05 戦場アニメーション 2巻 [ジャンプコミックスSQ]





漫画 中田貴大

アニメーション制作部に、新たな部員加入!(?)

個人的に注目している、戦場アニメーションの新刊が出ていたので購入してきました。(ワタクシの住む新潟は一日遅れで発売されます)
先月号のジャンプSQまでの連載分が収録されています。
最近のコミックスは、本誌とほとんどタイムラグがない状態で発売されますね。

感想に移ります。


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2013/08/14 戦場アニメーション 1巻 [ジャンプコミックスSQ]





漫画 中田貴大

超個性的な少年と少女が繰り広げる青春ガールミーツボーイ物語。

人間、自分の個性に何かしらのコンプレックスを持っている人が殆どではないでしょうか。
些細なものから深刻なものまで。コンプレックスと言うのはとても厄介です。


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