異世界もふもふカフェ　1巻

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乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です　1巻｜自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨.. ブログトップ

異世界もふもふカフェ　1巻　[B's-LOG COMICS] [編集]

ショップ: 楽天ブックス
価格: 737 円

漫画高岡ゆう原作ぷにちゃんキャラクター原案 TOBI

猫好き・もふもふ好き社畜サラリーマン、転生してもふもふカフェを開店！

女性向けレーベル・B's-LOG COMICSより刊行されている異世界もふもふカフェの1巻です。ここのところ、女性向けのタイトルも結構読んでいる管理人です←

ガチガチの少女漫画はなかなか厳しいですが、意外に読むと面白かったりします。

歳を取ってこういうのに抵抗が無くなるのもなんだか不思議な感覚ではありますが、面白ければいいのです←

さて、今回の異世界もふもふカフェは有馬太一という現世では社畜サラリーマンが主人公。

ブラック企業に勤める太一は、仕事に忙殺され普段自分の時間すらほとんど取れない日常を送っていますが、そんな彼が毎月1日だけ、何とか時間を作って行っている場所…それが猫カフェ。

普段の殺人的な仕事に耐えられるのも、月イチの猫カフェに行く日があるから。

まさに、猫カフェに行くために仕事をしているようにも見える太一の日常ですが、そんなある日、猫カフェに行こうと決めていたその日に、残業になってしまい終電間近まで会社に残って仕事をする羽目に。

終電まであと10分というところで仕事が終わり、近道を通って駅に向かおうとした太一の前に美しい猫が現れます。

しかし、足元がおぼつかないその猫はフラフラと道路に出てしまい、そこに運悪く異世界モノ定番のトラックが通りがかります。

とっさに猫をかばってしまった太一はあっけなく死んでしまいます。

太一が次に気付くと、目の前には先程助けたと思われる猫が登場し、助けた猫は実は神様であったことが判明します。

生前、猫カフェにて猫を溺愛していた太一を猫神様は把握しており、その太一の猫への深い愛情と自分を助けてくれたお礼に、地球では復活は無理なものの、異世界なら太一を復活させることができるということで、太一に好きなスキルを取ってもらうことを提案するのでした。

28歳のアラサー社畜サラリーマンだった太一は別に戦うようなスキルは欲しくないということで、チートスキルをもらうことは固辞しますが、異世界で自分の念願である猫カフェを開きたいということを神様に伝えます。

そこまで自分たちを愛してくれることに感銘を受けた猫神様は、太一にもふもふに愛されるための特化スキル…異世界の魔物をテイムできるスキルを与え、異世界転生を行うのでした。

次に太一が目を覚ますと、そこは見知らぬ森の中。戦闘的なスキルは太一の希望通り無かったものの、
テイマーではなくもふもふに愛されし者という職業を得ていました。

森の中を歩いていくと、太一の目の前に突然ドラゴンが現れます。

ドラゴンをテイミングできないか？と太一が試したところ、テイミングができたのはドラゴンではなく、そのドラゴンを狩ろうとしていた大型の犬…フェンリルでした。

期せずしてフェンリルをテイミングしてしまった太一ですが、森で数百年行きている伝説の生き物はドラゴンさえも圧倒し、自分をテイミングしてしまった太一に興味を持ちます。

結局、太一のことは下には見ているものの、太一が持つ料理スキルで美味しいドラゴンステーキを食べたことであっという間に籠絡され、そのまま太一と行動をともにすることになります。

このフェンリルが、相当なツンデレでかなり可愛く憎めないキャラになっております。

フェンリルに連れられて、一番近くの都市に訪れることができた太一は、恒例のテイマーギルドに登録を行い、そして街外れの物件を借りて猫カフェを開くための様々な準備を行うのでした。

カフェの外観を作ったり、カフェで出す料理や軽食を確保（猫神様が現世から買ってきてくれる）したり、この世界では規格外のテイミングスキルで、通常は冒険者に簡単に狩られてしまう存在でありながらも、見た目は愛らしいもふもふな魔物・ベリーラビットを大量テイミングしたりと東奔西走します。

一通り、形になり最初の冒険者のお客さんが来て、この1巻は終わり。

よくあるスローライフ系の異世界ものですが、女性向けで柔らかい感じの絵柄がこの作品によくあっていると思います。

孤高の戦士でありながら、太一には動物らしい可愛らしい仕草を時折見せるフェンリルのルークがなかなか良い味を出していると思いますね。

個人的評価（5段階）　★4