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見知らぬ女子高生に監禁された漫画家の話 1巻 [角川コミックス・エース]





漫画 きただりょうま

ある日、全く知らない女子高生に自宅監禁されてしまった、売れない漫画家の運命やいかに?

アニメ化もされた『超弩級編隊エグゼロス』などで知られるきただりょうまによる、サスペンスホラー?漫画の『見知らぬ女子高生に監禁された漫画家の話』の1巻です。

この作品は、きただりょうまが自分のSNSのタイムラインで展開した話が小説化され、さらにその企画の立案者である本人がコミカライズしたという作品となっているようです。

主人公は漫画家の男。名前は作中には出てきません。

ある日、彼が自分の部屋で目を覚ますと何故か鎖で繋がれている状態に。

そして、全く見知らぬマスクで顔を隠し包丁を持った女子高生が突如として現れます。

どうやら、主人公はこの少女に自宅監禁されてしまったようです。

包丁こそ持っているものの、危害を加えようという気はまったくないらしく、鎖には繋がれているものの風呂に入ることを許可されたり、食事も質素なものでありながら、ちゃんと提供してくれるというよくわからない状況に。

名前も知らぬ女子高生に、手作りの料理が食べてみたいなどと伝えると、ちゃんと作ってくれたりと、奇妙な関係が始まることになります。

訳の分からぬ自宅監禁生活を送る男は、この生活が自身の漫画の糧になるのではないかと思い、その記録を取り始めます。

そんな生活が何日か続いたあと、少女の表情・態度が和らいできたところで、彼女は自分の名前を此方(こなた)と名乗るでした。

しばらく監禁生活を続ける男は、次第に彼女の性格や行動について把握するようになるものの、外出することだけは頑なに少女に拒否されてしまいます。

しばらく甘い監禁状態が続くことにより、漫画を描くこと以外にやることがなくなっていた男は漫画を描きすすめることとなり、しばらく鳴かず飛ばずだった状態だったものが、新たに描いた漫画は編集部にも認められるのでした。

というわけで、傍から見れば少女が男に好意を抱いているというのは、あからさますぎるのですが、それを男の前ではほとんど態度に出さないクーデレな此方が可愛いです。

最後の最後で、彼女が男を監禁していた理由の答え合わせが本人の口から語られ、監禁編ということでこの1巻は終了となります。

見どころは、やはり女の子を描くのがうまいきただりょうまによる此方の様々な表情の微妙な変化であったり、クーデレの中のデレるシーンを見るところでしょうか。

エグゼロスとは違い、B地区の解禁はありませんが、サービスショットはいくつかあり、此方の可愛さを堪能することができます。

シチュエーションからホラー的な要素を感じさせますが、全くホラーと感じるところは無いので身構えずに読んでみていただければと思います。

個人的評価(5段階) ★4


見知らぬ女子高生に監禁された漫画家の話 (角川コミックス・エース)

見知らぬ女子高生に監禁された漫画家の話 (角川コミックス・エース)

  • 作者: きただ りょうま
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2022/02/26
  • メディア: Kindle版





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