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2016/12/26  甘城ブリリアントパーク 6巻 [ドラゴンコミックスエイジ]




原作 賀東招二
作画 吉岡公威
キャラクター原案 なかじまゆか


全ての因縁に決着を!感動のフィナーレ!


吉岡公威による甘ブリコミカライズは、この巻が最終巻となります。

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最終巻となるこの巻…唐突ですが、中身については一切触れないことにします。
レビューの意味が無いかもしれませんが、最終巻については最初から最後まで
クライマックスとなっており、個人的にこの内容は是非作品を読んで確認してほしいと思っています。


事実から言えば、現在甘城ブリリアントパークの原作小説は、未完です。
現在は8巻まで出版されていますが、まだ完結していないのです。


この吉岡版甘ブリについては、この巻でコミカライズ独自の解釈による
エンディングまで描かれているのが、個人的にポイントが高いです。
未完作品のコミカライズは、最後まで描かれないほうがむしろ普通です。これとか。


この漫画の制作秘話的なものは、この6巻のカバー下に吉岡公威自身が
経緯を説明しており、コミカライズ版でも一定の決着をつけるために、原作サイドや
編集サイドに働きかけをし、最終的に協力をこぎつけて、このコミカライズ版最終話が作成されています。
この最終的な決定は、誰が主導権を握っていたのかは知る由はありませんが、おそらく作画である
吉岡公威も、自分自身が納得行くような形で大きく関わっていたのではないかと邪推します。


ライトノベルの売上的な話で、文章もそうですが絵師(まぁ原作の話ですが)もある程度重要…という
話を聞くことがありますが、吉岡公威という漫画家にコミカライズを担当されたのは
この作品の僥倖だったのかもしれません。少なくとも、カバー裏では原作の続きを見て
まだ、漫画を描きたい!と言っている吉岡公威の姿を見ることが出来ます。


伏線も大体は回収され、これほどきれいな終わり方をしているライトノベルのコミカライズはなかなかありません。
大本の作品が完結している場合はもちろん別ですが、大本が未完でこれだけの納得行く終わらせ方を
させているのは、ひとえに関係者に作品愛があったからだとも思います。


このコミカライズの終わらせ方を受けて、原作が一体どんな終わらせ方をするのかが
原作を追っているファンからすれば、別の意味で楽しみが出来たと言えるかもしれません。
ある程度は、最後の展開を似せるような気もしますが果たして。全く別物のラストになれば
原作ファンは、このコミカライズ版と原作版で一粒で二度美味しい…ということもありえるかも?


全6巻で見どころを上手く抜き出しつつ、ラティファの呪いの真相や栗栖隆也との決着が描かれた最終巻。
原作ファンでも、大体は納得行くと思われる終わらせ方ですので、原作ファンでも
そうでない方も、一度は読んでみてほしい作品。ほんと、最後までヒロイン二人が可愛かったなぁ…。


個人的評価 殿堂入り

1巻の感想はこちらから
2巻の感想はこちらから
3巻の感想はこちらから
4巻の感想はこちらから
5巻の感想はこちらから




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