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2016/12/23  甘城ブリリアントパーク 3巻 [ドラゴンコミックスエイジ]




原作 賀東招二
作画 吉岡公威
キャラクター原案 なかじまゆか


入場目標達成で存続の甘ブリ。新たなキャストを募集へ!


2週間10万人を達成し、何とか廃園とラティファの命が繋がった状況。
つかの間の平穏期のお話になります。

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前巻までは緊迫の入場者数達成が出来るかどうかまでの
シリアスなストーリーでしたが、その反動であるかのように
今回はギャグテイストの話が多い巻になります。


まずは、甘ブリに新たなキャストを採用しようという話。
西也の奮闘のおかげで、全盛期ほどではないものの
また、人が徐々に集まりだした甘ブリ。


モッフルをはじめ、古参のキャストも奮闘中ですが
徐々に人手も足りなくなってきています。


そこで湧いてでたのが、新たなキャスト…つまりバイトを雇うことです。
実は甘ブリでは、メープルランドの住人と地上人のキャストが一緒に働いている状況です。
そこで、今回は地上人から新たなバイトを雇うことにするのでした。


ここで、いすずのキャラの掘り下げがあります。
甘ブリの存続のために、東奔西走する西也を見て、彼女は
徐々に徐々に西也に惹かれつつあるのでした。


しかし、人付き合いが苦手ないすず。
その想いを伝えたくても、どうしても上手く伝えられず
表情も仏頂面のような硬い表情になってしまうのです。


そのことを、他のメープルランドのキャストであるマカロンに色々と指摘されるいすず。
下世話な彼らですが、言っていることはまあ一理ある…のかな。
とにかく、いすずには近づきづらいオーラがでていると言います。


とにかく、彼女に色々と忠告をするマカロン。
マカロンの勢いに押されつつも話を聞くいすず。
その最中に、マカロンはいすずに一服盛ることをするのでした。


それは、ポンネーの実という不思議な実。
彼女の食べていたカレーの中に、スキをみてポンネーの実を入れいすずに食べさせたマカロン。
この実を食べた者は、数時間から半日程度、尋ねられた事に本音を思わず漏らしてしまうという
厄介な効果がある食べ物だったのです。


しかも、その日は運悪く、甘ブリのバイト面接がある日。
面接官の一人として、西也と同時に面接の場に同席することとなってしまった
いすずの運命や如何に…?


いすずが必死に西也に自分の想いをさとられないようにするシーンや
面接に来る個性的なキャラが見どころとなっています。
面接編と銘打たれたこの一連の話は、なかなかのギャグ回となっています。


そしてもう一つは、宝探し編。
甘ブリの敷地内に、長年放置された場所があり
そこで主要キャストと西也が一緒に行く話。


キャストが増えたことと、30円入場料という無茶をしたせいで
キャストに払える給料が捻出できない自体に陥った甘ブリ経営陣。
その費用をなんとか捻出できないかと、ドルネルのほら穴という
場所が、甘ブリ内にはあるということなのでした。


そこには、財宝が眠るという胡散臭さ全開の都市伝説があるようです。
真偽はともかく、パークの財政が厳しいのは事実。
一縷の望みがあるならば…と、西也達は、この洞穴を調査することにするのでした。


前巻までは緊迫の展開だったので、今回は幕間の息抜き的な話で殆ど埋まっています。
いすずとラティファのサービスシーンも多く用意されております。


ただ、パークの経営状態と、集客状況が芳しくない状況はまだまだ続いており
ラティファの呪いを解く方法も、全く解決策が見えない状態の中で楽観は出来ません。


甘城企画の栗栖隆也は姿を消したものの、甘城企画の買収計画はまだ立ち消えてはおらず
さらなる厳しい条件…年間入場者数300万人以上という、今まで以上のハードルが
甘ブリには課せられるのでした…。果たして西也達はさらなる奮闘が出来るのでしょうか?
ラブコメ要素も加わってきて、ますます甘ブリをめぐる物語から目が離せません。


個人的評価(5段階) ★4

1巻の感想はこちらから
2巻の感想はこちらから


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