2013/10/12　世界でいちばん強くなりたい！　1巻

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2013/10/12　世界でいちばん強くなりたい！　1巻　[アース・スターコミックス] [編集]

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原作　ESE　漫画　夏木きよひと

現役トップアイドルが飛び込んだ世界はなんとプロレス！

この秋からアニメ化が始まるということで、主にリョナ的観点←から
単行本を集めている、この作品をレビュー。

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現役、トップアイドル「Sweet」のセンターボーカルを賭け
萩原さくらと宮澤エレナは
最後の最後まで、国民投票の一位を競っていた。
容姿や歌唱もさることながら、アスリート顔負けの運動神経を持つ二人は
ステージ上で、アクロバティックな技をアイドルらしからぬ身軽さで次々とこなすのでした。

投票の結果のセンターボーカルの座は、萩原さくらが120票差という僅差で
エレナを破り、V4を達成します。
国民的アイドル「Sweet」の地位は、まだまだ盤石と思われたところに
突如、女子プロレスの仕事依頼がSweetに舞い込みます。
本来出るはずだった人間が、インフルエンザで倒れたところにお鉢が回ってきた形ですが
アイドルにプロレスは危険だからと、一度断りを入れようとするマネージャー。
しかし、さくらにこれ以上負けられないと、エレナはライバル意識を燃やし
プロレスの仕事に立候補するのでした…。

抜群の運動神経を持つため、なんとかなるだろうと受けたプロレスの仕事でしたが
練習中に現れたプロレス集団、ベルセルクに所属する風間璃緒に挑発され
プロレス技を受けるエレナ。プロの本気の技にあえなく怪我をし
アイドル風情がと、風間に吐き捨てられるのでした。
その様子をみた、負けず嫌いのさくらは、勝算も何もなく
自身の髪を賭けて、風間と闘うことを公言してしまいます。
エレナの仇を討つために、ある程度の練習をこなし本番に望むさくらではありましたが
結果は、あえなく風間の関節技の前に惨敗。
約束通り、自身の長い髪を切り落とし、そしてこのままでは負われないと
Sweetのアイドル活動を休止し、風間に勝つまでと、女子プロレスの過酷な世界に身を投じるのでした。

その後、プロレスの練習に励むさくら。
最初は筋トレなんかが主ですが、3ヶ月ほど経つと
リングに上がるための最後のテスト、ベルセルクの所属レスラー10人から一人10本投げられる
地獄の百発投げという、まさにスポ根的展開が。
思うように先輩レスラーから投げられまくるさくら。
この100本の投げに耐え抜き、いよいよベルセルクの所属レスラーとしてさくらのプロレスの闘いが始まります。

しかし、プロデビューから順風満帆…とはいかず。
執拗に弱点である関節技を相手レスラーから決められまくり
なんと、デビューから50連敗を喫し、プロレスファンからもアイドル時代のファンからも
厳しいバッシングを受けてしまいます。

自分に自信を無くし、プロレスは引退しようと退団届けを出そうと決意するさくら。
しかし、そこにベルセルクのエースレスラーである豊田美咲がスパーリングをして欲しいと
直に、さくらを指名します。
スパーリング相手を喜んで買って出るさくら。
美咲から何か吸収できる事が無いかと、本気で倒しに行くも
良いように手玉に取られてしまうさくら。同じ技でも美咲の技はさくらの技よりも何倍もキレがあり
全然痛みが違う。そのことに驚愕するさくら。
そして、美咲はさくらに、過去敗北してきたレスラーに常に苦しめられた技・逆エビ固めを本気でかけます。
痛がり、悶絶するさくら。過去、何度もやられてきたその痛みにもはやトラウマ級の苦手意識を植え付けられているさくらは、美咲に痛い痛いと技をかけるのを中止するように懇願します。
しかし、美咲はその手を緩めない。この地獄のエビ固めから抜けるには、さくら自身がロープをつかみブレイクしなければならないと、さくらに鬼の先輩ぶりを見せつけるのでした。
エビ固めの抜け方を、さくらに教えながら自分の力で抜けて見なさいと美咲。
そして、さくらはその教えの通り、なんとかロープを掴み、ブレイクするのでした。
痛みに悶絶、苦しむさくらに、美咲はこれがプロレスよ！と叫び次巻へ。
さくらは、殻を破ることが出来るのでしょうか。

とにかく、関節技主体の悶絶描写が多く、リョナ的描写としてはなかなかレベルが高いかと。
関節技に悶える女子という構図（で、実際にこの悶絶がウリになってるんだなぁｗ）にロマンを感じる方にはオススメかと。
個人的に、求めている描写は若干ベクトルが違うので、個人的に評価は普通なのですが、人によってはかなりのお気に入り漫画になるのではないでしょうか。
本格的なスポーツものとしては、あまりオススメ出来ないとは思われます。
プロレスは自分は良く分かりませんが、純粋なプロレス好きにはあまり受けが良くないと思います。

個人的評価（5段階）　★3