2013/10/13　世界でいちばん強くなりたい！　2巻

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2013/10/13　世界でいちばん強くなりたい！　2巻　[アース・スターコミックス] [編集]

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原作　ESE　漫画　夏木きよひと

連敗記録更新！さくらの初勝利は！？

前巻の終わりで、美咲から関節技抜けを教わったさくら。
それと同時に、プロレスに対してのスタンスが、何か自分の中で変わったさくら。
試合には、特訓後も負け続けるも、徐々にファンを失望させない闘い方に変わってきたさくら。
声援を送られることも多くなり、簡単に音を上げないタフな選手になりました。

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実は、美咲が強くさくらに当たったのは、過去自分もアイドルからレスラーに転身した事があり
その際は、当時のベルセルク記録である49連敗をマークしていたとのこと。
しかし、その失意の中でジャッカルという選手から、全く同じ指導を受けた過去があったということ。
美咲はジャッカルの指導から、プロレスの面白さの本質に気づく事が出来、4年経った今、ベルセルクのエースで活躍する実力派プロレスラーになったということです。
つまり今回は、美咲がさくらを導く側として、敢えてヒールに回ったということになります。
裏を知れば、美咲の愛のムチということにもなりますが、やはり自分の過去の姿とさくらの姿をダブらせたのでしょうね。

地獄の特訓を克服し、プロレスに一段と惹かれていくさくら。
しかし、現実はそうは甘くはない。その後も負け試合が続き
遂には、65連敗という不名誉な戦績になってしまいます。
いつもいいところまでは行くのだけれど、あと一歩で勝てないのがさくら。
ヒールレスラーに凶器で首絞め攻撃とか喰らうのはなかなか宜しいですね←

そんなさくらの姿を見て、美咲が更なるアドバイス。
さくらには試合を決定づける必殺技がないとのこと。
あと少しで勝てない自分がもどかしくて、さくらは遂にアイドル時代の仲間
エレナに連絡を取ります。エレナはエレナでさくらが居なくなった後の、Sweetセンターを目指して頑張っています。
エレナに連絡を取ってしまえば、甘えが出てしまいプロレスを辞めてしまうかもしれないと不安がるさくら。
しかし、勇気を出してエレナに電話をすると、待っていたのは励ましの言葉。
さくらは奮起し、プロレスを始めるきっかけとなった風間との対決に一度も勝利が無いままリングに立ちます。

風間に一方的にやられた髪切りマッチとは違い、驚くほどの成長を見せるさくら。
風間も全力を持って、さくらに応え、死闘が繰り広げられます。
一進一退の攻防の中、両者の体力の限界が近づいたところで
さくらは、さくらスペシャルというアイドル時代に得意としていたムーンサルトの反動で
相手を蹴りあげるという必殺技を生み出します。
さくらスペシャルがクリーンヒットし、そのまま3カウントフォール。
辛酸を嘗めさせられた風間に、華々しいプロ初勝利を飾るのでした。

試合後のマイクパフォーマンスで、私に勝ったらやめると言っていたプロレスをどうするのか？とさくらに問う風間。
既にプロレスに魅入られていたさくらの答えは一つ。
Sweet復帰ではなく、そのままプロレスラーとしてベルセルクに所属し続けるとのこと。
さくらの一大決心に、美咲などは会心の笑みを浮かべますが
エレナは、さくらが戻ってこないことにはかなりショックであったようです。
過去、自分とセンターを争ったライバルが勝ち逃げのような形でプロレスを続けていくことに
心中複雑であったのでしょうね。
この二人の関係は、これからどうなるのでしょうか。

プロレスラーとして、暫く頑張っていくことを決意したさくら。
さくらスペシャルを引っさげ、試合にも勝てるようになります。
65連敗後に4連勝と、いよいよ実力をつけてきたさくらですが
先輩レスラーの試合に、当初の予定とは違う対戦相手・ブルーパンサーと名乗る謎の覆面レスラーが現れます。
そのまま、圧倒的な実力でベルセルクの若手ではNo.1の鈴元を瞬殺してしまうブルーパンサー。
謎のレスラーであり、対抗意識を見せるさくらも、実力が圧倒的に違いすぎるのはさくらも感じた模様。
ざわめく試合会場の一方で、練習中に美咲が骨折してしまったとの一報が…。
ここで3巻へ続くようです。

相変わらず、さくらが数々の技を受けて悶絶する様が非常に多い作品でございますが
前巻に比べると、実力が上がったから？なのか、若干悶絶描写が大人しく（少なく？）なった印象が。
関節技に異常に拘っていた前巻から比べると、悶絶描写はパワーダウンしている気がしますね。
絵は綺麗ですが、逆に綺麗すぎて緊迫感と言うかダメージ感が無いというか。
まぁ、もちろんさくらがいつまでも弱いままではいかんのですが、リョナ的観念で買ってる人間としては
もうちょっとそちらの描写にもこだわって頂きたいと思う所存であります←何様のつもりだｗ

個人的評価（5段階）　★3

1巻の感想はこちらから。