2013/08/29 なにかもちがってますか 3巻 [アフタヌーンKC]
漫画 鬼頭莫宏
もちがった世直しに仲間加入
幾ら通常は人が考えられないような、特殊能力を使って人殺しをしているからといっても
その能力を使うものに不審な点があれば、いつかはボロが出る…。
そんな、中学生の思考の限界が描かれているのがこの3巻。
能力を使って、人を殺そうとするも上手く殺せず相手に顔を思いっきり見られ逃げられてしまった。
慌てる二人。そんな二人の前に謎の少女が登場。
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高岳似子(たかおかにこ)という中学3年生のその少女は
サイコメトリング(今更説明する必要も無いかもしれませんが、空間や物の記憶を読み取れるという能力ですね)で、逃してしまった男の居場所を突き止め、殺すことに成功します。
高岳は母を殺したヤツに復讐をしたいということで、二人の仲間になるということを申し出ます。
前巻の知ってるよの手紙は、この高岳からの手紙だったわけですね。
彼女の能力は、世直しに役立つと高岳は言います。
ターゲットの追跡はもちろん、入れ替えてしまったモノの位置を特定できるということで、1巻で殺してしまった
奥田の脳味噌が埋まっていると思われる屋上の場所を、入れ替えで取り出して証拠隠滅と言った完全犯罪化することに成功します。
もっとも、その後で屋上のドアノブを素手で触れてしまったとか、オチがつくわけですが。
しかし、やっていることがやっていることだけに仲間と言ってもそうそう簡単に信頼出来るものではなく
しばらくは危うい関係が続きそうな予感がします。
一社とは犬猿の仲と言った感じですが、姉の春には気に入られて、しばらくは一社の家に居候をする高岳。
おまけ漫画では春の意外に友情に厚い面が見られますw
そして、後半からは3人の前に刑事が登場。
思わせぶりな会話で、彼らの能力やその所業をさも全てを知っているかのような素振りを見せ
再び3人はピンチに。
しかし、その刑事は自分は味方だと言います。
名前を桜山幹雄(さくらやまみきお)というその刑事は
いわば、3人のパトロン的存在になります。
前巻で一社が歯がゆい思いをした、金銭的な面での問題は当面解消されたわけです。
今のところ、自身の目的などは詳しく明かさず、ただ協力したいと申し出ているだけの桜山だけに
まだまだ警戒する必要はあるということで、どこか危うい4人の世直し隊がいよいよ活動を開始します。
一社と高岳の仲を懸念する桜山は、高岳を自身の家に置くことにします。
ちなみに、桜山は独身40歳一人暮らしらしい←
次巻からの展開が気になるところですが、やはり次の巻が出るまでが長いので
もうちょっとペースが上がればとも思う次第です。
1年に1冊ペースは長い…。
個人的評価(5段階) ★3
1巻の感想はこちらから。
2巻の感想はこちらから。
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