10年間友達だと思ってた男の子に告白されるお話 1巻 [電撃コミックNEXT]
漫画 〇線(まるせん)
オブラートに包むなどということばを一切知らない、強面幼馴染に唐突に告白された女の子がひたすら戸惑う話
〇線(まるせん)によるラブコメ、10年間友達だと思ってた男の子に告白されるお話の1巻です。
強面でいかつい雰囲気をただひたすら垂れ流す、しかしそのワイルドな風貌から、多数の女の子にモテる男子高校生・絶倫太郎(ぜつ りんたろう)には可愛い幼馴染の女の子がいます。
彼女の名前は美市いの(うつくし いの)名前の通り、美しい(というよりは可愛い属性)の女の子で、倫太郎とは10年付き合っている、まさに腐れ縁。
それだけ長いこと一緒にいるので、倫太郎がモテることを把握していますが、いつも断っている倫太郎をみて、なんで付き合うことをしないのかとからかうように、いのは言います。
そして倫太郎が、多数の女の子に告白されても付き合わない理由…それが
いののことが好きだから
この告白を、話が始まってから4ページ目ぐらいでさらっと行ってしまうド直球さ(笑)
10年ほど一緒に過ごしていて、今回の告白はいのとしては初耳。
そんな重大な告白を雰囲気もへったくれもなく、ただ話の流れでいのに告げる倫太郎の男らしさには男でも惚れます(何
実はいの自身も、倫太郎を憎からず思っていたわけですが、なぜ倫太郎は自分に告白したのか。
にわかには信じられないいのは、自分のことをガサツで大雑把で女の子らしくないのに本当に好きなの?と動揺して倫太郎に本音を聞くのですが
そういうところがいいんだよ。元気で明るくてポジティブで優しいいのが好きなんだ
と、全くオブラートに包むこともなくド直球に伝える倫太郎。
やだ…この人、漢らしすぎる…
いのとしてはそこまで自分のことを好いてくれる倫太郎の態度を嬉しく思いつつも、ここまであっさりと自分が好きと告白してくる倫太郎に対して素直になれないのと、自分もそう思っていたことを、倫太郎があまりにもあっさりと堂々と言ってしまうので、思わずその気持は本当なのかということで、様々な傍から見れば奇行としか思えないようなことを倫太郎の前でするようになります。
授業中に自分のパンツを見せて、倫太郎を欲情させようとしたりして、もはやバカとしか言いようのない行動をするいの。(作中でもツッコミ有りw)
それに対して、自分が思ったことをやはりオブラートに包むこともせずにド直球に伝える倫太郎。
そんな二人の、バカップルぶりを楽しむギャグ9、ラブ1ぐらいのラブコメがこの漫画です。
とにかく倫太郎のデリカシーとは?となるような発言の数々と、それを恥ずかしがらずイケメン風にいのに伝えることと、それに対していのが悶絶するさまを見て笑う漫画と言えるでしょう。
どう考えても似た者同士のお似合いのカップルなのですが、色々といのが空回りするのが、なかなかに笑えるので、勢いのあるラブコメギャグを読みたい人にはおすすめできる作品です。
絵の癖が結構強めなのとド直球な下ネタが多いので、人によってはちょっと抵抗があるかもしれませんが。
個人的評価(5段階) ★4
10年間友達だと思ってた男の子に告白されるお話1 (電撃コミックスNEXT)
- 作者: 〇線(まるせん)
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2021/08/27
- メディア: Kindle版
コメント 0