よわよわ先生 1巻 [KCDX 週刊少年マガジンコミックス]
漫画 福地カミオ
読者の庇護欲を駆り立てる?最強にして最弱のかわいいよわよわ先生爆誕!
福地カミオによるラブコメであるよわよわ先生の1巻です。
何事もほどほどにこなしていく、ごくごく普通な高校2年生男子・阿比倉章人(あびくらあきひと)
彼が通う学校に、この春新任の教師として赴任してきた鶸村ひより先生(ひわむら)は、朝、額から血を流して教室に来たり、何やら呪詛のようにも聞こえる小声でぶつぶつ話すような挙動から、生徒からはこわこわ先生として恐れられていました。
こわこわ先生が額から血を流して現れた日の放課後、阿比倉くんは、教室で発声練習をしているひより先生に気づきます。
そして、何やら生徒に見立てた海洋生物のぬいぐるみに向けて一人授業を行っている風景を目撃してしまいます。
こわこわ先生と恐れられていたひより先生は、朝、血を流していたのはただ単に転んで額をドアに打ち付けてしまったがための流血であったこと、そして呪詛のようにぶつぶつ話すのは、ただ単に声が出ないだけのよわよわ先生であることを知るのでした。
こわこわ先生だと恐れられていたひより先生は、誰よりも弱く、そして自分の弱点を克服するために陰ながら努力をしていることを知った阿比倉くんは、先生をフォローしていくのと同時に、またひより先生からも頼られることによって、彼女に淡い恋心も抱くようになるのでした。
それからは、本当はよわよわながらほとんどの生徒に誤解されたままのひより先生と、彼女のやる気が空回りしてとんでもないことになることを未然に阻止する阿比倉くんとのドタバタな日常が始まります。
途中からは、つよつよ女子である阿比倉くんの幼馴染・椋林瑞希(むくばやしみずき)も登場。
彼女も最初はひより先生をこわこわ先生と認識していましたが、幼馴染の阿比倉くんによってひより先生がよわよわ先生であることを知ります。
ちなみにつよつよ女子高生・瑞希においては50メートルを4秒で走ったり、コンクリートの壁に拳でヒビを入れたり、大声で叫ぶと音の力で建物が震動したりとつよつよ過ぎますが、こちらは深く触れてはいけないのでしょう。
総じてドタバタコメディな本作ですが、ムフフな描写も結構あり、ひより先生のスタイルの良さはなかなかのものであることもわかります。
というか、図らずもHなトラブルに巻き込まれるのがひより先生。
この巻の最後の話では、阿比倉くんの隣にひより先生が住んでいることも発覚し、今後も、阿比倉くんとひより先生のドタバタコメディが展開されていきそうですが、阿比倉くんの想いやひより先生がつよつよ先生に変われる日は来るのでしょうか?
個人的評価(5段階) ★4
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