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2016/12/15  お前はまだグンマを知らない 2巻 [BUNCH COMICS]




漫画 井田ヒロト


神月さらわれる!首謀者はトチギ!


相変わらずテンション高い、グンマの真実を語った漫画の2巻です。


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1巻は、グンマの土地柄や食べ物、上毛かるたといった紹介が多かったですが
前巻の終わりから、何やら雲行きが怪しい状況になっています。


前巻の終わりに、神月は、何者かに拉致されてしまいます。
グンマの生活にもなれ、グンマ人から、徐々に認められつつあった神月。
そんな彼を襲った人間とは…?


神月は、トチギ県人と接触したと、轟の携帯に連絡があり
その後連絡が完全に途絶えてしまったとのこと。
学校にも来ていない神月に、クラスメイトは戸惑いを隠せません。


トチギがグンマに侵攻しているという噂もある…
そんなことを話し合うクラスメイト達。
いよいよ、グンマとトチギの全面抗争か?


その時、神月のクラスの窓から見える、同じぐらいの高さの建物に
佇む人物が、何やら、神月達のクラスに向かって、謎の物体を多数投げつけてきます。


その独特の匂いを発する物体とは、トチギだけで飲まれているレモン牛乳なのでした。
レモン牛乳と言う名前ながら、レモンの果汁は1滴たりとも使われていない
レモン牛乳によって、神月を捉えたことをトチギ人は轟達に伝えるのでした。


神月は人質だ 白衣大観音で待つ トチギ人より


と、ストレートな宣戦布告に、轟達のトチギに対する怒りは頂点に達します。
そして、一行が指定された白衣大観音に到着すると、そこには何者かに捉えられ
吊るされた神月の姿があるのでした。そして、彼の腰にはしもつかれが巻かれているとのこと。
導火線がついており、それに火をつけたとき、中にあるしもつかれが爆散するという卑劣な罠が仕掛けられるのでした。


神月の扱いに激怒する、轟一行。
早速、神月を助け出そうと白衣大観音に乗り込みますが
そこにはおばあさんが通せん坊…ではなく、入館料を取ってくるだけでした。


ここからは、トチギ人との死闘が始まります。
トチギとグンマのお国自慢的な内容。
傍から見れば、バカの一言ですが、当人たちは大真面目であります。


と、この巻も、基本はグンマネタ満載。
トチギネタも満載。ある意味勉強になる漫画ですねw
グンマディスではなく、グンマアゲの漫画のような気がしますw
だって、個人的にはこの漫画でグンマに明らかに詳しくなって興味が湧いてきたのでw


グンマとトチギの死闘の中、今回の黒幕と神月が対峙。
その黒幕は、何と轟と瓜二つの男でありました。


そして、衝撃の事実が発覚。神月が今付き合っている、幼馴染だと思っていた轟のフルネームは
轟二矢(とどろきおとや)といいますが、実は昔チバで神月と幼馴染として
会っていたのは、その双子の兄、轟一矢であったとのこと。


弟の二矢はグンマを特別な県と感じているグンマ愛に取り憑かれた、異常な人間と断言し
彼自身は、そんな弟と出来るだけ関わり合いにならないようにしているとのこと。
そして、グンマはあくまで普通の県であることを力説し、神月がグンマに抱き始めた
感情を衰えさせようと、神月を説得するのでした。


しかし、一矢の一方的な物言いに反感を抱く神月。
二矢はじめ、その仲間たちは異常であると言いながらも(認めるんかい!)
地元を愛する彼らのほうが良いと、一矢の思想を真っ向から否定するのでした。


今巻も相変わらずテンションだけバカ高い、まさにバカ漫画として展開がされています。
前述のような、少年誌的な王道もありますが、基本はやはりバカ。
でも、これだけの勢いがあると一気に読んでしまえるものですね。


前述しましたが、グンマに関する様々な事象が事細かに説明されているので
1巻もそうでしたが、非常に情報量も多い漫画です。
ギャグ漫画でありながら、文字を読ませるスタイルは、受け入れづらい人もいそうですが
個人的には、グンマの色々な知識と、近県に関する知識も出てくるので
そちらを、目当てに読んでいたりもします。


個人的評価(5段階) ★4

1巻の感想はこちらから




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