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2016/12/05  Radio Lady 1巻 [ぽにきゃんBOOKS]




作者 茶麻
監修・協力 ちゃんこ


素人女子大生と高校生新人声優が織りなす騒がしいラジオ番組の収録舞台風景。


昨日、電車内でJKがダベるだけのヤツ。をレビューしましたが
同時期に発売された、同じく茶麻の作品であるRadio Ladyを立て続けにレビューします。


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JKが~でも、そうでしたが、この作品も基本的に
二人の女キャラがやり取りする作品です。
電車内ではなく、ラジオの収録ブースという更に閉鎖的な空間になりますが。


主人公・伊野環(いのたまき)は女子大生。
ただし、合法ロリと言われるぐらいに見た目が小さくて幼く
また、個性的な声をしていることにコンプレックスを持っている
野球好きではあるものの、ごくごく普通の女子大生です。


将来設計もなく、学校を卒業したらそのままニートになりかねない
勢いの環ですが、趣味の野球中継にはまっていたある日、テレビの
放送枠の都合上、イイところで野球中継が終わってしまう憂き目にあいます。


そこで、普段は聴かないラジオで、その後の試合結果を確認するのですが…
なぜか、1時間後、そこには爆笑する環の姿が!


どうやら、野球中継が終わった後に惰性でラジオを聴いていたところ
その後の番組が、環のツボに入ってしまったようで爆笑していたのでした。


今まで、ラジオ番組などを聴いたことが無かった環ですが
ラジオ番組の面白さに衝撃を受け、そのままラジオ番組を
作る人になりたい!と、勢いで母に告げるのでした。


とはいっても、ラジオなんて初めて聴いたのでどのように作られているのかは
全く知識がない環。そこで、ネットで情報を調べ、構成作家という
ラジオ番組を作るプロが居ることを知るのでした。


そこで、ラジオ作家になる方法は幾つかあるということで
その中で、既に作家をしている人の元に弟子入りするという方法があることをしる環。


早速ラジオ作家になるため、行動にうつす環。
近くにある文明放送に、直接自分を作家にしてくれと売り込みに行くのでした。
何この行動力www


突如作家志望の、見た目小学生に見える女の子に捕まってしまった
文明放送の関係者。一方的に色々と訊いて来る環に手を焼いた彼は
とりあえず、職員のところで、相談してみるのでした。


その中の1人、やり手…と言った風貌をした女性プロデューサーに環は興味を持たれます。
突如作家志望で現れた、謎の女の子に興味を示した女性プロデューサー・星つかさは彼女に直接会いに行きます。


初対面でありながら、作家になりたいという熱い想いを、ありったけ星にぶつける環。
しかし、星は彼女の主張ではなく、その声が面白いと笑いながら彼女に言うのでした。


ちょうどその時、放送中の星が担当する番組でゲストが来れないという緊急事態に見舞われます。
そこで、星は目の前に突然現れた環を、素人ながらも臨時に出演させようという
とんでもない思いつきをするのでした。


プロのパーソナリティが進行する番組に、突如ゲストとして呼ばれた環は
全く物怖じすることなく、パーソナリティとちょっとした漫才のようなやり取りをアドリブで行ってしまいます。


番組自体は、つつがなく終了し、多少の表現のまずさはありながらも
彼女の喋りの面白さに目をつけた星は、彼女を素人でありながら
一つの番組を担当させるという英断をするのでした。


後日、環が文明放送に訪れると、その際に二人、新たな人を紹介されます。
まずは、構成作家のごっつぁんこと、後藤さん。見た目大柄の巨漢な男性です。


おそらくは、この漫画の監修をしているちゃんこ氏(小林洋平)が
このごっつぁんのモデルだと思われます。実際のちゃんこ氏は160kgを超える巨漢とのこと。


環としては、あくまでパーソナリティではなく、構成作家になりたいので
ごっつぁんを師匠にしたいのですが…。さすがに、突然そのようなことを言われても
ごっつぁんとしても、返答に困るわけで…。
結局、一人前のパーソナリティになれれば、弟子入りさせてあげるということばで
うまく、環はパーソナリティの道を歩まされることになるのでした。


そしてもう1人が、これから環がパーソナリティとして出演する番組の相方となる女の子。
女子高生でありながら、現在駆け出しの新人声優である中条朋絵です。
見た目は、完全に環より年上ですが、環と違い弱気なタイプ。


彼女は、既に彼女自身の番組を一つ持っていて、今までは彼女1人で番組を進行していたとのこと。
その相方として、環が抜擢されたわけです。これも、星プロデューサーの策略となります。


この後は、実際にラジオ業界に携わっているちゃんこ監修の元
二人のラジオ内でのやり取りが色々と描かれていきます。
とにかく、環は人の気持ちとか関係なく、歯に衣着せぬ物言い…直球で言うなら
ようはあけすけで図々しい。普通なら人をイラッとさせるタイプの人間でしょう。


ただ、彼女は見た目が飛び抜けて幼く、また声も小学生と思われるような声を持つことから
それがあまりマイナスになっていない点が大きいといえます。
憎まれないタイプというのかな。それが漫画を通して伝わってきますので
彼女の無神経な言動に、イラッとする人は意外に少ないのではないかと思います。


また朋絵は、最初は内気な感じだったのですが、環に引っ張られて
本来の魅力が徐々に徐々に出てくるのがまた面白い。
構成作家として、同じブース内で収録に立ち会っている(ちなみに録音です)
ごっつぁんも、ツッコミがいい味を出していて、JKが~とはまた違ったゆるさがあります。


ラジオは音声で聴いてなんぼのものですが、普段のメディアに
ラジオを積極的に選んでいる人には、なかなかおもしろい漫画ではないかと思います。
現在は、インターネットのラジコとかで手軽にラジオが聴ける時代ですし
この漫画を通じて、ラジオに興味を持てる人もいるかもしれませんね。


二人の掛け合いがとてもおもしろく、文字だけでもその雰囲気というか…
ラジオを聴き慣れた人は、二人のやり取りの雰囲気を脳内変換できるかもしれません。
私は、入院中にラジオを聴いて、メール職人になったことがありますが
この漫画で、またラジオの魅力を再確認したような気がします。


次巻以降も追っかけていくことが個人的に決定した漫画でして
2巻以降も、この二人の掛け合いを楽しみにみさせてもらおうと思います。
朋絵はすごく可愛いですね。茶麻の絵は個人的に好みかも。


どうでもいいですが、ポニーキャニオンは漫画系の書籍の出版部門もあったのですね。
初めて知りました。(ほんとどうでもいいですねw)


個人的評価(5段階) ★5




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