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2016/07/27 陽の当たらない小出くん 2巻 [アクションコミックス]



作者 石川ローズ


相も変わらずゆるゆるな小出くんの吸血鬼ライフ。


久々に、前回の記事から続く形で
石川ローズの陽の当たらない小出くん2巻のレビューとなります。




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この漫画は、各話数のタイトルが○月第○週となっていて
その後に(134回目)という、タイトルがつけられているのですが
2巻の一話目が7月第4週となっています。


一学期終わるやん


134回めのターンは、何かしら違うのかなと思っていましたら
あっという間に一学期が終わっていて吹いたw
引き伸ばし漫画は好きではないですが、さすがにこれはあっさりし過ぎでは!?


と、読者が心配してしまうレベル(ワタクシだけなのでしょうか?)


というわけで、その週の通り、2巻一話目は一学期の終業式辺りがメインになっています。
長い夏休みに入る前の掃除とか、期末テストの結果とか、学生時代を思い出しますね。


ここで驚愕の事実が発覚。なんと、小出くんは1年全体で学年1位をとれる学力がある!
まぁ、134回目も高校1年を繰り返していれば当然といいますか。


それでも凄いクラスの女子に珍しく見直され、少しだけ有頂天になる小出くん。
しかし、同じ学年の400年以上生きている三浦くんはどうなの?と聞かれた小出くん。


三浦くんは当たり前に満点取れるので、名前を書かずにテストを受けている。


と、止せばいいのに事実を話してしまうもんですから
またも女子から呆れられる始末。馬鹿正直ですな…。


そんなところが、小出くんのいいところ?なのかもしれませんが
この巻では、更に小出くんの小物っぷりが暴露されまくる状況に。


周りからディスられまくって、半ば負け惜しみのように
お前ら俺より先に死ぬしと言い放つ彼は、まさに小物以外の何者でもありませんw


結局、一部のお馬鹿なリア充クラスメイトに、少しだけ構われ
女子から総スカン喰らう状況は、この巻でも劇的な変化がないようです。


ただ、小出くんに妹がいた事が発覚し、クラスメイトから驚かれることも。
しかし、妹は普通の人間だったのでもう既に死んでいるという…。
東京オリンピック直前(一回目。1964年)に死んでいるという設定。


その妹の墓参りに行く小出くんについてきた、リア充クラスメイト。
墓の前で、人間はいつか死ぬという当たり前のことを不老不死の吸血鬼の立場から言う小出くん。
彼の達観した死生観に、リア充クラスメイトは衝撃を受けるのでありました。


永遠の命を得たことに対する、逆に死ねないことについての
累くんのハッとするような一言もあったり、ギャグの中にさり気なく
哲学的なことをナチュラルに混ぜてくる石川ローズのセンスが光ります。


他にも他校の同族である個性的なヤンキー吸血鬼が出てきたり
一年前に新たに吸血鬼になってしまった、新米吸血鬼の話なども出てきます。
架空の世界を真剣に解説する、話の合間の小ネタページもなかなか面白いですね。


この2巻の最後では、話が11月の第3週まで進んでいます。
一番長い2学期すらあと1ヶ月ちょっとという、なかなか恐ろしい進行速度で
ストーリーは進んでいますが、3巻で3学期まで終えてしまうんですかね?
この後のストーリー進行が個人的には非常に気になりますw
4巻辺りで、135回目のターンになってしまうのではなかろうか…


相変わらず、肩肘張らず読めるゆるゆるな漫画ですので
前巻を気に入ったなら、この2巻も十分買いだと思います。


最後に訂正。
前回の記事で、吸血鬼はパスポートがとれない云々は
この2巻の最初の話で出てくる内容でした。


個人的評価(5段階) ★4

1巻の感想はこちらから。

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