2013/09/18 トカゲの王 3巻 [電撃コミックス]
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 599 円
原作 入間人間 漫画 守月史貴 キャラクターデザイン ブリキ
一連の騒動の黒幕が判明
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とは言っても、大方の予想通りであろう巣鴨が黒幕ってことなんですけどね。
カワセミの雇い主が巣鴨で、今回は色が変えられるトカゲの目が欲しいがために
廃ビルでのお膳立てを画策した模様。
魔性の女とか、前巻ではそんなイメージだったわけですが
カワセミの言うとおり、この女がどんな殺し屋よりも怖い鬼のような存在であると言えるかも知れません。
依頼を果たし、カエルを殺して帰ろうとするカワセミの前に
トカゲが再び現れます。
依頼は果たし、命までとるつもりはなかったカワセミも
再度トカゲが現れた事によって、トカゲを殺すことにためらいはなくなりました。
捨て身で、憎悪の一撃を叩き込もうとするトカゲ。
みすみすやられる訳にはいかないカワセミは、トカゲの身体の一部を切断しますが
トカゲは怯みません。散々カワセミの殺しと、殺し屋たちがしていた格好をみて
カワセミの能力と、その限界を測っていたトカゲもそう安々とはやられません。
カワセミのところにたどり着く、あと一歩のところで自身の肉を目にぶつけられ
視界を失うトカゲ。万事休すかと思いきや
突如現れたカエルに右を向かされ、その一瞬の間に間合いを詰められるカワセミ。
間合いを詰めたトカゲは、最強と信じた自分の拳をひたすらカワセミに叩き込みます。
カワセミは能力があるせいか、そこまで肉弾戦には強くない模様(この設定、どこか、とある魔術のアクセラレーターさんを思い起こさせます)
もちろん、カワセミもむざむざやられる訳ではなく、トカゲの指を飛ばし耳を飛ばし反撃を試みますが
もはや捨て身で、精神が肉体を凌駕した状態のトカゲを止める術はなく
最後は、トカゲの勝利で壮絶な死闘は幕を閉じます。
カワセミに勝って雄叫びを上げるトカゲ。それと同時に、今までの疲れと痛みが一気に押し寄せ気を失ってしまうのでした。
この辺りの描写はなかなかに迫力があります。まさに見せ場ですね。
死闘の裏で、ナメクジと巣鴨の邂逅が今度は描かれます。
ナメクジも殺し屋の一人で、ヘビと組んでアメンボを殺す予定だったのですが
全てはカワセミとトカゲで片が付いていたと。
そのことを知らずに残っていたナメクジは、カワセミ・巣鴨コンビに捉えられた挙句
最終的には、片腕を巣鴨の戯れから失ってしまいます。
巣鴨への憎悪を滾らせるナメクジ。これからナメクジはどうなってしまうのでしょうか。
切り離された腕の描写が若干生々しく、グロ描写が苦手な人は注意が必要かもしれません。
全てが終わって、病院のベッドで目覚めるトカゲ。そこには巣鴨の姿。
失ったと思われた身体の一部(右目以外)も、素早い治療で元通りになり
考えられる限り、最小のキズで済んだと思われるトカゲ。
生きている事に感謝しつつ、見舞いに来てくれた巣鴨に改めて特別な感情を抱くのでした。
トカゲの災難は全て、この女のせいなんだけどな。
まぁ、そのことにトカゲも薄々は感づいている模様。惚れた弱みでしょうか。
その後、巣鴨は来なくなるものの、カワセミがトカゲの前に再び姿を現します。
カワセミから、色々なことを聞くトカゲ。そして、他の能力者と違って
自分をいじれる能力を持つトカゲのことを、カワセミはひょっとしたら最強の能力者なのかもしれないと、助言めいたことを言いつつ、トカゲの前から姿を消すのでした。
カワセミとのやりとりで若干の勇気を貰ったトカゲは
キズが癒えた後、両親を騙しているシラサギに、戦いを挑みに行きます。
神様に対して叛旗を翻すトカゲ。ここでTHE END。
…
終わりだと!?
もちろん、原作版は続いているのですが、漫画ではここで終了だとのこと。
作画者曰く、予定通りなんだそうですが、漫画で物語追っている人間としてはこれは中途半端もいいところなんですが…。
なが~いプロローグが終わっただけなんですけど…。映画の予告見せられて、続きは劇場で!って言われている感じが凄い。
この後、場合によっては再びコミカライズされるかもしれないとの話ですが…。
これから面白くなりそうなところで、打ち切りのようなENDは読者としてはお預け食らった感じで、あまり印象が良くないですね。これは会社の方針なんでしょうか…。
個人的評価(5段階) ★1
1巻の感想はこちらから。
2巻の感想はこちらから。
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