2013/09/17 トカゲの王 2巻 [電撃コミックス]
原作 入間人間 漫画 守月史貴 キャラクターデザイン ブリキ
前巻に引き続き、なが~いプロローグの続き。
廃ビルでの殺し屋達の闘争は、ますます苛烈さを増し
トカゲは否が応でも巻き込まれていく状況に。
前巻から引き続いて、血と暴力の描写がなかなかに凄まじいですね。
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生物の名前がついた者達には、だいたい何かしらの異能能力がありますが
その異能能力が作中で徐々に明らかにされていくのは
どことなく、ミステリーを見ているようでもあります。
相手に強制的に右を向かせることが出来るカエルや
空中を泳ぐように飛ぶことが出来るアメンボ。
切断能力があると思われるカワセミなど、トカゲから比べると実用性がありまくりな能力が多いですねw
また、この巻では、巣鴨の謎めいたところが少しではありますが明かされます。
殺し屋たちがひしめき合う空間で、唯一血に塗れず無傷な巣鴨は
どうやら、カワセミと知り合いであった模様。
お嬢様の巣鴨とカワセミの目的は一体何なのでしょうか。
それにしても、ほぼ全裸に近い格好の巣鴨は中学生とは思えない身体付きをしてますな(殴
また、おそらく主要キャラになるであろうと思われる、ナメクジも登場。
能力は無いようですが、殺し屋のナメクジもまた、この廃ビルで殺しをしようと集まった刺客の一人。
途中で、カワセミに殺されかけますが一般人を装った演技をすることで難を逃れます。
トカゲが、アメンボにナイフで刺されまくってひどい目に遭っている間に
海島は、カエルと対峙します。
通常、殺し屋相手にただの不良中学生がケンカで勝てるとは思いませんが
それでも、カエルの能力を見抜き、あと一歩まで追い詰める海島△。
しかし、最後は自身が取り出したナイフで刺され、海島は殺されてしまいます。
カワセミと協力して、アメンボを殺す事に成功したトカゲですが
今度は、自分自身がカワセミの標的にされてしまいます。
そして、自慢の目のうち、右目をカワセミによって切断され、右目を失ってしまいます。
カワセミは目的は達せられたとばかりに、トカゲを殺さずそのまま立ち去ります。
自慢の目を奪ったカワセミに対して、憎悪の念を抱くトカゲ。
その後、海島の死体も発見し、トカゲは強くならなくてはいけないと
自分に暗示をかけ続けます。自分は最強なのだと。
ひたすら自身に暗示をかけ続け、咆哮するトカゲ。
とにかく、痛々しい描写だらけだった2巻はここで終わり。
なが~いプロローグはまだ終わってないようです。本当に長いですねw
何となく、海島の立ち位置が不遇過ぎる気がしますが、トカゲの変わるきっかけの一つに過ぎないのだろうなぁとか非常な目で見てしまいました。
個人的評価(5段階) ★3
1巻の感想はこちらから。
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